目次
- 2016年9月21日配信:【第44回】「相手の一面だけで評価していませんか?人は多面体」
- 2016年8月31日配信:【第43回】「“好き”や“信頼”のバリエーションを楽しみましょう!」
- 2016年8月16日配信:【第42回】「人間関係の基本マナーは、 質問攻めにしないことです」
- 2016年7月30日配信:【第41回】「子どもがヒヤッとすることを、どこまで容認できますか?」
- 2016年7月17日配信:【第40回】「江戸切子体験をしてきました!」
- 2016年6月30日配信:【第39回】「心温まる商店街のお話」
- 2016年6月25日配信:【第38回】子ども頃の話を聞くことは、自己肯定を高めます
- 2016年5月29日配信:【第37回】手を繋いでみませんか?
- 2016年5月14日配信:【第36回】子どもにお掃除の習慣をつけましょう
- 2016年4月29日配信:【第35回】ファミリービルディング自己評価チェックリストができました
2016年9月21日配信:【第44回】「相手の一面だけで評価していませんか?人は多面体」
※この記事は、2016年9月21日に配信したメールを記事にしたものです。
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すっかり秋めいてまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
季節の変わり目で体調を崩されてしまった方もいらっしゃるかもしれませんね。
かくいう私も40度近い高熱が出て寝込んでしまいました。
熱が出たり、どこかが痛かったりすると、当たり前のことがより愛おしく新鮮に思えますね。
乳幼児期の子ども達は無意識、とよく言われますが、子ども達にとって世界は初めてのことがいっぱいで
色んな匂いや音や温度に溢れているのかな?とちょっと子どもの感覚に戻ったような気がしました。本日は、【連載44回目】
「相手の一面だけで評価していませんか?人は多面体」です。******************************
こんにちは!
チャイルド・ファミリーコンサルタントの山本直美です。私は、週に1回19~20歳の若い生徒たちに講義を行っているのですが、
その生徒たちはまさに学生から大人になるその途中にいて、
少し子ども染みたことを言うこともあれば、こちらが思っている以上にしっかりしている面を持っていて、
いずれにしても驚かされることがよくあります。先日、その生徒たちについて複数の方々とお話をする機会があったのですが、
やはり一人一人を思い出しながら、その生徒の「いいところ」を見つけて引き出してあげるのは難しい事だなと思ったと同時に、
先生という立場にいると、生徒をついついある一面だけで評価をしてしまいがちなのだと気が付いたのです。
もちろん一人一人の生徒それぞれに課題はあるものの、それ以上にもっといいところがあるはずなのに、
なぜかマイナスのポイントを見つけるとそのことから離れられない、行動や言動の全てがそこに紐づいていってしまう、
そんな会話を聞いていてなんだかとても胸が苦しくなりました。特に先生という立場で子どもと接している場合、どのくらい覚悟を持って子どもたちを受け入れているのか?
子どもにはそれがよく分かってしまうと思うのですね。
よく大人が軽く「受け入れる」という言葉を口にすることがあると思いますが、
本気で「受け入れる」というのはどういうことなのでしょうか?私は、特に幼稚園の先生をしていた頃、家に帰ってからも
「○○ちゃんが言っていたあれはどういうことだったのだろう」とか、「今日は泣き虫さんだったけどお家では大丈夫かな」など、
会っていない時にも気が付いたらその子どものことを考えている、ということがよくありました。
今もそうです、「今日は講義を欠席したけど大丈夫かな・・」とか「あの子は意外と頑張ればいけるのね!」とか。
私は会っていない時にその子のことをどれだけ思っているか?がバロメーターの一つになるのではないかと思っています。
よく考えると恋愛と同じですよね、好きだと気付く前に、気が付くとその人の話ばかりしていること、ありませんか?(笑)
そうやって相手のことを、ああかな?こうかな?と想いを馳せること、
それがその人の多面性を見つけて受け入れていくことにつながるのではないか、と思うんです。もちろん子どもたちもですが、会社の部下や同僚でも同じことが言えるかもしれませんね。
時間を守れなかったり教えたことが出来なかったり、協力的でなかったり、
でもそうではない部分を見つけて光を当ててみると、今まで見えてなかった一面が見えてくる、そんな気がしています。こちら側が、相手のどこを見ているか?どこまで受け入れてくれているか?
それによって相手もどこまで自分を見せてくれるか、変わってくるのではないでしょうか。
子ども達は、大人が自分のどこに光を当ててくれるかを、試していたりするものです。自分の決まったフィルターだけで相手の一面を見るのではなく、人は多面体であるということを意識しながら、
価値観を押し付けず色々な面を受け入れると、自然と相手も心を開いてくれるのではないでしょうか。チャイルド・ファミリーコンサルタント
山本直美******************************
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2016年8月31日配信:【第43回】「“好き”や“信頼”のバリエーションを楽しみましょう!」
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ほのかに秋の匂いを感じる頃となりましたね。皆様いかがお過ごしでしょうか。
早いもので明日から9月。この夏の楽しかったことや、秋にしたいことをご家族でお話するのも素敵ですね。
小さい頃から対話の習慣があると、思春期などに何かトラブルが起きた時にも抱え込みにくくなる、というお話をしています(子育て学講座4回目)。
8月の最終日の今日をよい機会にしてみてはいかがでしょうか。本日は、【連載43回目】
「“好き”や“信頼”のバリエーションを楽しみましょう!」です。******************************
こんにちは!
チャイルド・ファミリーコンサルタントの山本直美です。子どもに「○○は好き?」とか「ねえ、楽しい?」と聞くと、
4歳ぐらいまでは、必ずと言っていいほど、「好き」「楽しい」と答えていて、
「嫌い」とか「ううん、楽しくない」とあまり言わないですよね。
もちろん言語数が少ないということもありますが、なんとも健気。
私は子どもたちが“自分を守る”“敵を作らない”という自然の自己防衛の感覚から、
本来はネガティブな言葉をあまり使わないのではないか、と思っています。では、ネガティブな言葉はいつごろから覚えるのでしょうか?
2、3歳頃から言語の獲得が始まります。
そこから5歳位までにどんな言葉を耳にしてきたのか?どんな言葉を使ってきたのか?
その時期がとても大事になってきます。
例えば、私は常々「嫌い」ではなく「苦手」と言う言葉を使うように心掛けていますし、
周りの人や子ども達にもそのように伝えてきています。
ただ、使わない方が良い言葉がある一方で、
最近私はもっともっと使った方がいい言葉があることにも気がつきました。子どもたちが、「おじいちゃんといると○○だから楽しいんだ」とか
「おばあちゃんはいつもいいよ、って言うから好きなの」とか、
子どもたちは「好き」や「楽しい」という気持ちを
色々な言葉のバリエーションを使って表現してくれます。
そんな子どもたちと話をしていて、楽しいという気持ちや好きという気持ちにも色々な種類があるのではないか?ということに気づかされました。大人の世界でも同じことが言えると思うんです。
大人も、お友達や会社の同僚、上司など、自分の周りの人とどんな気持ちで繋がっているのか、
考えてみるとちょっと面白いですよね。
「○○さんとは、安心してこんな話ができるから楽しい」とか
「○○さんは、まず話を聞いてくれるから安心する」「○○さんは任せてくれるから嬉しい」など、
男女や年齢、立場を問わず色々な関係を、
楽しい、嬉しい、安心する、信頼するという、気持ちを表す色々なバリエーションの言葉で思い浮かべてみると、
好きや信頼にも色々な種類があることに気づいてとっても楽しくなります。
そして、改めて自分と周囲の人との関係性も知ることが出来て、
場合によってはそれを相手に伝えることによって関係性もより良くなったりするかもしれませんよね。お子さんがいる方は、お互いに周りの人を思い浮かべて言葉に出してみる、
夏休みにたくさんの人に会って色々な経験をした後は、そんな言葉遊びをしてみてはいかがでしょうか。大人も子どもも、言葉のバリエーションを使って色々な気持ちを知ることは、
自分以外を受け入れる大事なきっかけになるかもしれませんね。チャイルド・ファミリーコンサルタント
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2016年8月16日配信:【第42回】「人間関係の基本マナーは、 質問攻めにしないことです」
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先週が夏休みだったという方も多いことかと思いますが、
いかがお過ごしでしょうか。
おじいちゃん、おばあちゃんや親戚に会いに行かれた方も
いらっしゃるかもしれませんね。
心の安定を知る指標【7つのパイプ】では、
子ども達は祖父母・親戚との良い関係の中から
絆・信頼・協調性の価値観を獲得しやすい、
とお話しています(詳しくは講座・体験セミナーにて!)。
たくさんの人達から自分を大好きでいてもらえていると、
大人もそうですが、安心感につながっていきますね。本日は、
【連載42回目】「人間関係の基本マナーは、
質問攻めにしないことです」です******************************
こんにちは!
チャイルド・ファミリーコンサルタントの山本直美です。子どもに色々とマナーやしつけを教えているときは、
自分自身のマナーも見直すいいチャンスですよね。
子どもに「仲良くしようね」と言ったり、「やさしくしようね」と言ったりしながらも、
『自分はどうだろう?』と沢山気づくことがあります。
幼稚園教育要領の5領域の中にも“人間関係”という領域があり、
この時期に人とのかかわりの中でどうやって育っていくのか?
つまり人とのかかわりに関する力を身に着けることが
とても大事なテーマだと言えるのかもしれませんね。私がとても気になることは、
時々お友達のことを根掘り葉掘り聞いている子どもの会話です。
お友達に興味を持ち始めたこの幼児期は、
「○○ちゃんのお靴の赤と私のお洋服のリボンの赤が一緒だね!」とか
「○○ちゃんはブドウがすきなんだね、僕も!」
というように、一緒に遊んだり一緒に本を読んだり、
一緒の時間を過ごす中で、子どもなりのまっすぐな視点でお互いについて
じっくりと仲を深めていく素敵な時間のはずなのに、
「○○ちゃんのお家はパパがあまりお家にいないんだね」とか、
「○○ちゃんはよくお外でご飯を食べるんだね」など、
そのお家の事情が見えてきそうな子どもたちの会話を耳にすると、
少し残念な気がします。
そして、それはもしかしたら大人の話を聞いていて、
大人の視点から見るそのままの興味が、子ども達を媒介にして会話を作っているとしたら、
なんだかとってももったいない気がしてしまいます。大人の会話の中でも同じようなことが言えるかもしれませんね、
そんな会話聞いたことありませんか?
会って間もないまだ日の浅い知り合いに、家族のことや仕事のこと、
プライベートなことをあれやこれやと質問攻めにあったり、
なかなか口に出して気持ちが伝えられないでいるときに
「言っちゃいなよ~」とか「ああなの?こうなの?」とか、
意外と大人になると、気持ちを察するより先に、
相手の気持ちを飛び越えて好奇心が先に出ることがあったりしますよね。
顔色が悪い相手に「顔色が悪いね」というより
“忙しいのかな?眠れてないのかな?”と相手をおもんばかる気持ちから、
思ったことをすぐに口に出さない、というのも会話のマナーではないかと私は思っています。大人はそれでも経験から上手くかわすことができるかもしれませんが、
子ども達にそんな会話の習慣がついてしまうのは本当にもったいないことです。
相手に対する興味が、偏見や型にはめ込む材料となる背景や環境ではなく、
その人本来の持ち味をちゃんと見る時間と機会を、
まだまっすぐに向かい合うことを楽しめるこの時期に持たせてあげたいと思いますし、
そういった力は人間関係の基本だということを充分理解し、
大人も子どもも身に付けて置くことが大切なのではないかと思っています。多様性を受け入れることが当たり前になるこれからの時代は、
相手を質問攻めにしない会話のマナーを身に付けておくことも、
人間関係の大切なポイントになりそうですね。チャイルド・ファミリーコンサルタント
山本直美******************************
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
※この記事は、2016年8月16日に配信したメールを記事にしたものです。
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2016年7月30日配信:【第41回】「子どもがヒヤッとすることを、どこまで容認できますか?」
※この記事は、2016年7月30日に配信したメールを記事にしたものです。
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関東は梅雨が明け、入道雲のきれいな空が広がっていますね。
お祭りや花火大会などイベントの多い時期ではありますが、
雲の形から動物を想像してみたり、そこからお話をつくってみたり、
そんなゆったりした時間を過ごすのも良いかもしれませんね。
ぜひ家族の素敵な時間をお過ごしくださいませ!本日は、
【連載41回目】「子どもがヒヤッとすることを、
どこまで容認できますか?」です******************************
こんにちは!
チャイルド・ファミリーコンサルタントの山本直美です。先日、リトルパルズ卒業生のママたちと思い出話をしていて、
「結局覚えていることって、子どもが幼い時にヒヤッとしたエピソードだよね」
という話で盛り上がりました。
ママの手を離して危なかったこと、
車道に飛び出そうとしてヒヤッとしたこと、
木登りをして危ない思いをした記憶などが、
ママたちからたくさん出てきます。ヒヤッとしたときというのは、意欲満々、エネルギーがみなぎっている証拠。
ヒヤッとした経験の先に、人は成長するのかもしれません。
大人もまさにそうですよね。
例えば、子どもが入院してしまった時や、
風邪をこじらせてお熱が下がらなくなった時など、
どれだけ前向きに捉えようとしても心の中はざわざわしているものです。
親として胆力が問われる瞬間。
子どもの成長を見ながら、ヒヤッとしたその先に、
実は親として必要な胆力が磨かれているのです。皆さん、子どもにヒヤッとさせられることを、どこまで容認できますか?
最悪を起こしてはいけないけれど、
子どものチャレンジを、どれだけ子どもを信じて
ギリギリの所まで見守っていてあげられるか・・・。
危険なこと以外、ヒヤッとする経験は「あってもいい」こと。
ですが、親がすべてを直前で止めてしまいがちです。
ちょっと待ってみる。ちょっと我慢する。
先回りしたいところを、ぐっとこらえてみてください。
「やらせてみる」ということができるかどうかは、
大切なポイントではないかと思います。近年は留学を希望される子どもたちも多くなりました。
まさに親も試されますよね。
「ここまではいいからやってごらん」と言えるかどうかです。
親にとっても、子どもにとっても、
本当の進化はその先にあるのではないでしょうか。親も子も、チャレンジしてみるということを忘れずに、
「ヒヤッと」のその後に進化があると信じて待ちたいものですね。チャイルド・ファミリーコンサルタント
山本直美******************************
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※この記事は、2016年7月30日に配信したメールを記事にしたものです。
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2016年7月17日配信:【第40回】「江戸切子体験をしてきました!」
※この記事は、2016年7月17日に配信したメールを記事にしたものです。
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三連休をご家族でお楽しみの皆様も多いかと思います。
協会は昨日活動拠点である港区の子育てシンポジウムに参加してきました。
区内のご家族や、他の団体さんと一つの空間を創り上げ、
素敵な夏の一日となりました。
ぜひ皆様も素敵な休日をお過ごしくださいませ!本日は、
【連載40回目】「江戸切子体験をしてきました!」です******************************
こんにちは!
チャイルド・ファミリーコンサルタントの山本直美です。先日、友人の誕生日プレゼントに、サプライズで江戸切子体験をしてきました。
切子が大好きな友人ですので、毎年ひとつずつ差し上げているのですが、
今年は手作りのものをプレゼントしようと、浅草のお店に体験をしに行きました。
http://www.sokichi.co.jp/hpgen/HPB/entries/3.html絵柄を作り、目の前のガラスに没頭した時間は、何だかとてもスッキリしました。
「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」を体験した時と同じ感覚でした。
視覚を閉じると、他の五感が研ぎ澄まされていきます。
江戸切子体験でも、機械の音・作業に集中することは、まさに「五感が研ぎ澄まされる」体験でした。切子のデザインを作ることは、自分のオリジナルを完成させることだけに集中した時間。
頭の中が空っぽになって、帰り道は、自然と幸せに満たされた気持ちになりました。これは、子どもたちにとっても同じこと。
集中するということは、五感を閉じたり開いたりすることなんですね。
子どもに集中力を身につけさせたいと親は思いますが、
それには五感を刺激し、脳をリラックスさせることが大切です。WithBooプログラムでも、五感のワークを必ず取り入れます。
クローズドクエスチョン(「はい・いいえ」や
「AとBどちらがいいか」などの答えが限定される質問)、
オープンクエスチョン(相手が自由に返答できる質問)
に加えて、五感を刺激するということを必ず取り入れています。
「ケーキを作ろう!」といった時に、絵を見せるよりも匂いを嗅いだ方が、
断然、目がキラキラしてきます。
作りたくて仕方なくなるんですね。
五感を刺激することで子どもたちのスイッチが入っていきます。子どもたちは本来、主体的ですし、積極的です。
より積極的思考を習慣づけるため、モチベーションアップのために、
五感は人の行動の源泉になっていきます。
子どもたちだけでなく大人も、五感を刺激し感性を開くと、
いろんなアイデアが出てきます。
ぜひ、みなさんも何かに集中する時間、没頭する時間をつくってみてくださいね。チャイルド・ファミリーコンサルタント
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※この記事は、2016年7月17日に配信したメールを記事にしたものです。
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2016年6月30日配信:【第39回】「心温まる商店街のお話」
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早いもので明日から7月ですね!
2016年も残り半分となりました。
子ども達は「今」を生きていますが、
残りの半年の家族の目標や、家族行事を一緒にお話してみるのも良いかもしれませんね。本日は、
【連載39回目】「心温まる商店街のお話」です。******************************
こんにちは!
チャイルド・ファミリーコンサルタントの山本直美です。母体会社のウィズブック保育園に日々訪問させていただいていますが、
立地は様々で、都会にある保育園、駅から少し離れた保育園などいろいろです。
そんな中でも、環境に恵まれていると感じるのが、商店街に近い保育園の子どもたちです。
お散歩に行くだけで、いろんな人に“可愛いね”、
“ちゃんと歩いてるね”、と優しい言葉のシャワーを浴びています。
お店の人が毎日そこにいて、必ず手を振ってくれる。
地域のコミュニティが崩壊したと言われる現代でも、
保育園の子どもたちが地域とつながっている姿はとても嬉しく思います。大型スーパーの方が便利ですが、商店での人との関わりは温かく、
元気で明るいことが多いものです。
おつりで千円を渡すと「一千万円ちょうだい~!」
と言っちゃうお客さん、「お姉さん、これ、買っていってよ!」
なんて言いながら大笑いしているお店の人、
そんなお店の人とお客さんとの掛け合い・・・
一言二言、関わりが多い気がします。
魚屋さん、豆腐屋さんなどに立ち寄り、
元気に声をかけてもらっている子どもたちは、目をくるくるしています(笑)人との関わりだけでなく、学ぶことも多い商店街。
魚屋さんではあさりが水を出すのを見て、店主に教えてもらうことができますし、
八百屋さんに行けば旬のくだもの、お花屋さんでは季節の花を知ることもできますね。
だから、商店街の中にある保育園は毎日パレードです。
子どもたちも手を降っちゃったりして、とてもかわいい姿です。人とのコミュニケーションは、
自然と身につけていける機会が多ければ多いほどいいものです。
商店街では、自然と他人との関わりに慣れていきます。
ときには、慣れたスーパーではなくて、商店街に足を運んでみてはいかがでしょうか。
新しい発見がたくさんあります。
そして案外、子どもだけじゃなく、大人も人との関わりで心がほっこりするかもしれません。チャイルド・ファミリーコンサルタント
山本直美******************************
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2016年6月25日配信:【第38回】子ども頃の話を聞くことは、自己肯定を高めます
※この記事は、2016年6月25日に配信したメールを記事にしたものです。
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全国的に梅雨入りし、この週末も大雨の予報が出ていますね。
くれぐれもお気をつけてお過ごしください。
雨の日、お家の中での過ごし方がマンネリになりがちという声も聞きます。
フェイスブックにてWithBookを使った遊びのご提案を掲載していますので、ぜひご活用ください!https://www.facebook.com/withbook.program/
本日は、
【連載38回目】「子ども頃の話を聞くことは、自己肯定を高めます」です。******************************
こんにちは!
チャイルド・ファミリーコンサルタントの山本直美です。子どもたちは、自身の小さい頃の話を何度も言うことがあります。
私たち大人から見たら、本人もまだまだ“子ども”なのですけれど(笑)
「私っていつも泣いて、直美先生のお膝をひとり占めだったよね」
「僕、木の枝が好きで、長いのから短いのまで、よく拾ってたよね」
なんて言ってきますから、
「おさるさんみたいに、抱きついて離れなかったんだよ〜」と
本人が覚えていないことを言ってあげると、恥ずかしそうに笑っています。「この哺乳瓶じゃないと、飲まなかったんだってね」
「長靴じゃないと行かないってよく言ってたみたい」
「ぼく、人のご飯まで食べちゃってたんだって」
「バギーでは寝ないのに、先生の背中ではすぐ寝ていたんだよね」・・・
なんて、それはそれは子どもたちは嬉しそうに話します。
これらの声は全部、親から兄弟から先生から聞いて知っていること。
そして、自分の記憶にはないこと。長靴を履きたいとわがままを言った、先生がずっと抱っこしてくれていた
という事実を知り、自分がどれだけ愛されていたかを、
子どもたちはすごく知りたいのではないでしょうか。
誰かの記憶をたどりながら自分を探しているかのように感じることが多くあります。
大人になってから知る、「愛されていた」という事実は、
何だかくすぐったい喜びにあふれていて、自己肯定を高めてくれます。記憶にない時の話をたくさん聞くことは、子どもも大人も、
自分が愛されていたことを確認する時間なのでしょう。皆さんにも、家族で何度も話す子どもの頃のお話ってありませんか?
自分で自分の自己肯定を上げることもできますが、
ご両親が一生懸命育ててくださったことを、改めて聞いてみるのもいいですね。
写真で過去の記憶を振り返ってみるのも素敵です。
それが自分を愛でる感情につながっていますから、
自分の知っている自分は、人の声からできているのかもしれないなあ、
なんて思ったりもするものです。そういう私も先日、初めて聞いた話もあります。
母のお腹に私がいる時に女の子だと分かり、一生懸命、毎日トイレを磨いたんだそうです。
「おかげで可愛くなったでしょ?」なんてはにかむ姿に、
今まで聞いたことがなかった母の思いを受け取った気がしました。今よりも小さな頃の話を、たくさんお子さんにしてあげてください。
いかに可愛かったか、親がどう思っていたかなど、お腹にいた時の
ママの様子なども子どもにたくさん伝えてあげてほしいと思います。
そして、自分の子どもだけでなく、周りのお子さんの小さな頃のお話も、
覚えている限り伝えてあげてくださいね。
愛されて育った記憶が、人間を形づくる大切な基盤になっていきます。チャイルド・ファミリーコンサルタント
山本直美******************************
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2016年5月29日配信:【第37回】手を繋いでみませんか?
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すでに真夏日もあるほど暑い日が続いていたりしますが、
皆様お変わりないでしょうか。
気温が高いと噴水や小川など水辺で遊ぶ機会も増えてきますね。
何と言っても、子ども達と水辺の景色が似合うこと。
元気な声にエネルギーをもらって、暑い日も乗り越えていきましょう!本日は、
【連載37回目】「手を繋いでみませんか?」です。******************************
こんにちは!
チャイルド・ファミリーコンサルタントの山本直美です。この頃、街を歩いていると、40-50代で手をつないで歩いている方をよく見かけます。
“チャーミーグリーン世代”じゃかないかしら?!なんてひとりで嬉しく思っています。
老夫婦が手をつないで歩く台所用洗剤のCM、覚えていますか?
当時小学生だった私は、夫婦が手をつなぐなんて衝撃でしたが、
素敵だなあって思ったことを覚えています。子どもだって、いつまで手をつないでくれるかを考えると、案外短いもの。
バギーは楽ですが、1歳を過ぎれば積極的に手を繋いで歩いてみてください。
そして、子どもと手をつなぐのはもちろんのこと、
ぜひ!ぜひ!夫婦も手をつないでみませんか?
パパとママが仲良く手をつないでいることは、子どもも嬉しいですよね。
とても安心すると思います。子どもを真ん中にしていつもパパとママが手をつないでいるのであれば、
子どもが公園などで離れ、安心安全な場所になったら、夫婦で手をつないでみましょう。私はいつも、「間接的しつけが大事」と言っています。
「ちゃんと謝りなさい!」と子どもに言う前に、
大人が率先して、「ごめんね」と言っている姿を見せる。
手を洗う、お片付けをする、早く寝ることも、
言葉で口うるさく言うよりも、パパやママが自分を整えて、
その姿を見せる方がよっぽど大事です。
間接的しつけは子どもに影響を与える8割に値します。
言うのは2割。親子でも関係性が悪いときは、もしかしたら
手をつなぐ回数が減っているのかもしれません。子はかすがい、育ちあいです。夫婦ケンカをした時なんかは
気がおさまらないこともあるかもしれませんが、
子どものためだったら頑張れますよね。
時には夫婦の時間を大切に、恥ずかしさを捨てて、
みんなが憧れたあのCMのように、手をつないでみませんか?チャイルド・ファミリーコンサルタント
山本直美******************************
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2016年5月14日配信:【第36回】子どもにお掃除の習慣をつけましょう
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GWが明け、少しずつ日常の生活に戻ってきた頃かと思います。
子ども達の眠そうなお顔もとっても可愛いですが、
子ども達は大人以上に生活リズムを戻すのに時間がかかると言われています。
お休みの余韻を味わいつつ、起きる時間、寝る時間、ご飯・・・と
自律ルールを元にリズムを整えていけると良いですね。本日は、
【連載36回目】「子どもにお掃除の習慣をつけましょう」です******************************
こんにちは!
チャイルド・ファミリーコンサルタントの山本直美です。前回のメールマガジンで、家族内での対話(ファミリービルディング)のために、
まず、家事の整理をしてみて下さいとお伝えしました。パパとママの役割分担だけでなく、お子さんにも日ごろから
お手伝いを頼んでいるでしょうか。
今日は、子どものお掃除で大切にしたいことをお伝えします。子どもたちと一緒に過ごしていると、掃除の仕方が変わったなあと
思うことがあります。床はモップで事足りるようになりましたし、
ほうきを使える子が圧倒的に少なくなりました。
はたきや雑巾など、むかしあったものが少なくなっていることにも気づきます。役割分担の項目のひとつに、ぜひ、拭き掃除を入れてほしいと思います。
これは、子どもにもできます。
先日、あるホテルで、スタッフの方が目立たないように、
さっと植木の葉っぱを拭いていらっしゃる姿を見かけました。
一枚一枚丁寧に拭いておられる様子を見て、日ごろから、
ものを大事に扱う感覚を教えていきたいと思いました。ものを大事にする心は、大人も子どもも大切です。
雑巾を使って、拭き掃除を丁寧にしてみましょう。
使わなくなったタオルを雑巾にして使用するという経験もいいですね。お皿を拭く習慣も少なくなってきているように思います。
グラスを拭くのは難しいですし、拭きながら「この傷は何だろう?」と思ったり、
「どうしてひびが入っているのだろう」と感じたり、
日ごろ見えていないものに気づき、大切にする思いが育まれます。
子ども用に、割れないお皿が普及されていますが、割れる経験も大切です。
知らない道を通るときのように、新しい発見がきっとあります。お掃除ひとつとっても、子どもには覚えることがたくさんです。
端っこまで拭く。手の動かし方をぐちゃぐちゃにしないでくずが落ちないように拭く。
汚れたタオルを洗う、そして、絞る…などなど。
大人がさっとしていることも、子どもにとってはひとつひとつ覚えていく必要があります。まずは2歳になったら、ママが拾わないで自分で拭いてみる練習から。
こぼしたものを自分で拭くように勧めながら、
お片付けは、まず、親のマネからはじめてみましょう。チャイルド・ファミリーコンサルタント
山本直美******************************
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
※この記事は、2016年5月14日に配信したメールを記事にしたものです。
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2016年4月29日配信:【第35回】ファミリービルディング自己評価チェックリストができました
※この記事は、2016年4月29日に配信したメールを記事にしたものです。
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本日からGWという方も多くいらっしゃると思いますが、
皆様いかがお過ごしでしょうか。
もし長くお休みが取れる方は、「ママは~」「パパは~」と
大人からの自己開示で始まる家族の対話を
普段以上に丁寧にしてみるのも素敵ですね。本日は、
【連載35回目】「ファミリービルディング自己評価チェックリストができました」です******************************
こんにちは!
チャイルド・ファミリーコンサルタントの山本直美です。夫婦共働きのご家庭が増えて、家族内での役割分担が
ファミリービルディングにおいて大切なテーマになりました。
ママだけに家事が偏っていないか、緊急事態はどちらがどのように対応するか等々、
皆さんは家族内で話しあえているでしょうか?例えば、「家事の分担」と簡単に言うけれど、
ファミリービルディング自己評価チェックリストをいざ作ってみると、
書き出せば書き出すほど、細かい仕事の積み重ねが「家事」なのだと気づかされました。炊事、洗濯、掃除・・・。家事ってこれだけではないですよね。
「備品管理」はどうですか?
家事には入らないかもしれないけど、これがないと生活ができないですよね。
ママが何かのついでにパッと買っていることで「何となくできてしまっているもの」になっているでしょうか。
虫や動物など、生き物の世話はどうでしょうか。
必死に親がやっている場合もありますね。こうして考えてみると、新米ママは、ここに不慣れな子育てや睡眠不足なども入ってきますから、
仕事と家事の両立だけで疲れてしまって当然かもしれません。
家事は何となくやってしまいがちですから、無限のループにはまります。
それなら、「見える化」して、書き出してみようと作成したのが、
ファミリービルディング自己評価チェックリストです。例えば、お料理だって、献立を考えて、イメージして買いに行き、
下処理をして、はじめて調理が始まるわけですよね。
ファミリービルディング自己評価チェックリストでは、
これらをすべて書き出し、できている、改善が必要だというものを洗い出します。■ファミリービルディング自己評価チェックリスト
生活・家事部門
- 部屋が整理されている
- 備品管理ができている
- 食事の準備ができている
- 洗濯が溜まっていない
- 水回りが清潔である
- 送迎の時間を守る
- 裁縫をする
- 季節行事を行う
- 植木や小動物やペットの世話をする
生活・家事部門だけでもこれだけあります。
各ご家庭ごとに、このシートの内容は変わってくるかもしれません。ちなみに、わが家の場合、朝のコーヒー担当、パンを補充する担当、チャーハン担当は夫です。
ご家庭それぞれに、得意分野を活かした役割ができるものです。この目的は、「こんなことも(ちゃんと)できていたんだな」ということに気づいて頂くことです。
できていないことではなく、できていることに目を向けます。
その他、夫婦のコミュニケーションや、自身の快動、自律、心の安定の項目もありますので、
改めてこのシートを書きながら、夫婦で、家族で、話しあえるきっかけになればいいなと思っています。チャイルド・ファミリーコンサルタント
山本直美******************************
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
※この記事は、2016年4月29日に配信したメールを記事にしたものです。
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